- 期限を守ることのメリット
- 看護師が期限を守る時のポイント
- 期限を守るコツ
「期限を守る」
そんなの当たり前と思われるかもしれません。
大切なことですが、なかなかできていない人もいます…
また、看護師さん特有の注意点もあります。
「期限を守る」ためのコツなどを詳しく解説していきますので、最後まで読んでいただければと思います。
私は助産師のひーちゃんと申します。
一緒に職場を自分の働きやすい場所にしていきましょう。
期限を守ることで得られるもの
相手への信頼が積み上がる
毎回きちんと期限を守っているだけで、相手に「この人は約束を守る信頼できる人」と思ってもらえます。
いつも早くやってきてくれるから、助かるな。何かあったときは助けてあげよう♪
信頼関係ができると、コミュニケーションを取るときなどに相手に話が伝わりやすかったり、受け入れてもらいやすいです。
期限を何度も破ってしまうと、
この人はいつも約束を守らないから不安だな。任せるのはやめておこう…
このように思われてしまいます。
信頼関係を築くことは、職場を居心地の良い場所にするためには大切です。
自分で自分を幸せにするために、期限を守って周りからの信頼を得るようにしましょう。
後回しにしないと頭の中がスッキリする
「まだ期限まであるからいいや」と後回しにしてしまうと、常に「あー早くやらないとなー、でも面倒だなー」と頭の中を占領してしまいます。
人はいろいろなことに気が散ってしまうと作業効率も悪くなってしまいます。
マルチタスクでものごとを進めていくよりもシングルタスクで一つずつ確実に終わらせることが大切です。
提出物や期限のあることを任されたときは、早めに終わらせて自分の心と頭の負担を減らしましょう♪
期限を守るコツ
現実的な計画を立てる
最初にやること:
- 提出期限をしっかり確認する
- 課題が出たらゆとりをもって計画を立てる
- わからないことがあったら早めに相談をする
ポイント
提出期限は最終提出だけではなく、修正してもらうこと・師長に提出する前にプリセプターの先輩に見てもらうこともあるので、その期間もゆとりを持って予定を立てます。
計画を立てる時の注意点がありますので解説していきます。
シフト勤務だと毎日顔を合わせるわけではない
学校であれば、毎日先生と顔を合わせていたので、いつでも提出することができたと思います。
しかし、病棟勤務で夜勤などを含んだシフト勤務の場合、勤務日程が被らないと1週間以上全く顔を合わせないということもよくあります。
そのため、次に会った時に渡せばいいやと簡単に考えていると、あっという間に日にちが経ってしまいます。
指導をしてもらう先輩の出勤日を確認しておくなど、計画的に相手の予定も確認しておくことが重要です。
プライベートな時間を使った連絡は相手に合わせる
わからないことがあった時などにLINEで質問をすることをこころよく対応してくれる人もいれば、仕事とプライベートをしっかり分けている人では、プライベートの時間に仕事の連絡が来ることを嫌がる人もいます。
友達に気軽に相談するのとは違います。
会えない時の相談方法は直接LINEやメールでのやりとりか、ロッカーにメモを貼っておくのか、直接会ったタイミングなのかを事前に確認しておきましょう。
計画を立てるときは、自分だけではなく確認してもらう人や提出する人の予定まで考えることが大切です♪
細かく目標を設定する
レポートを終わらせるという目標があるとき、
2日後にレポートを完成させる!
この目標では不十分です。
2日後に完成するには、今日の午前中で3割以上は進めたいな…じゃあ…
今日の午前中の目標:
・題名と各タイトルを考える
・1つめのタイトルの大枠を考える
・1つめのタイトルの本文を書く
このように目標を細分化していきます。
細かく設定することで全体を把握しやすくなり、いつまでにどこまで終わらせればいいかが明確になります。
細かく目標を立てるメリット:
- 「いつまでに・何をするか」をはっきりさせられる
- 一つずつクリアしていくと達成感がある
- 進んでいることを視覚的に把握できる
自分に自信が持てるとモチベーションを維持することにもプラスです。
計画は、細かく分けて目標設定をしていきましょう♪
先に全てに手をつけてみる
期限が1週間後と2週間後のレポートがあります。
どちらも3日程度あれば終わりそう。
このときにほとんどの方は、1週間後が期限のレポートから終わらせていくと思います。
ポイントは、先に両方とも手をつけておくことです。
もしかしたら2週間後のレポートを始めてみると意外と大変そうで、時間がかかるかもしれません。
先に両方とも手をつけておくことで「それぞれにどのくらいの時間がかかりそうか」より正確に予想できます。
「1つ目は2日程度で終わりそうだけど、2つ目は5日程度かかりそうだから早めに始めないとな」と具体的な計画を立てる参考になります。
例えば、1つ目のレポートが2日で終わってしまったときに、
もう一つはまだ日にちもあるし、こっちも同じくらいで終わるだろうからまた今度でいいや・・・
と考えるかもしれません。しかし、
2つ目のレポートしようと思ったのに、急に忙しくなっちゃった…
意外と大変でこっちはすぐ終わらない…
最初から全体を見渡しておくことで予定も立てやすくなるので、後で大変な思いをすることも減ります。
やり始めるのに時間がかかる人へのアドバイス
人はものごとを始めるとき、「最初」が一番大変です。やり始めてしまうと意外と続けられます。
始めることへの腰が重たい人がとても多いです。
すぐに始めるコツ:
- 前日に少しだけ手をつけておく
- 最初のハードルを極限まで下げておく
前日に手をつけておく
例えば、
- 勉強をしなくてはいけない場合、前日のうちに本を開いておく
- 読書をする場合、本を机の上に出しておく
- 仕事で資料をまとめる場合、参考資料を並べておく
こうして前日に準備をしておくことで、次の日に取り掛かるためのエネルギーを減らすことができます。
最初のハードルを下げる
最初から目標が高すぎるとやろうとも思わないですよね。
例えば、
「テニス大会で優勝する」
この目標よりも、
「テニス大会に出場する」
さらに下げると、
「友達と楽しくラリーができるようになる」
手の届かない目標よりも、少し頑張ったらできるかな、くらいの方がやる気になりませんか?
目標を立てるときは「目の前のことを一つずつクリアしていく」ことが重要。
最初から高い目標を立てていつになっても始められないよりはずっといいです。
レポートを書くときも、
- 題名を書く
- 何を書くかテーマを3つくらい挙げてみる
- 最初は100点ではなく、60点くらいを目指す
- とりあえず書いてみて時間が余ったら細かな修正をする
このくらい目標は小さく設定して、一つずつクリアしていきましょう。
最初の目標をクリアすると意外と2つめの目標を立てたり、目標以上のことを行うことは難しくありません。
まずは「始められる」ための環境と考え方が大切です。
期限に遅れそうなときにしないといけないこと
期限を守ることが一番ですが、どうしても遅れてしまいそうなこともあると思います。
その時の対応の仕方によっても周りからの見られ方が大きく変わってきます。
早めに相談をする
伝える内容:
- 遅れそうなことを伝える
- どこまでできているか
- 何がわからないのか
- どんな理由で遅れそうなのか
- 自分で考えている今後の予定について
間に合いませんでした。すみません…
では、先輩も納得してもらえません。
〇〇までは終わったのですが、〇〇がわからなくて、調べているのですが進まなくて期限までに終わらなさそうです。
〇〇で調べているのですが見つからないので、他には〇〇で調べてみようと思います。
ここまで言えると、先輩から「じゃあ〇〇でも調べてみたら?」などのアドバイスがもらえる可能性もあります。
一番は期限に遅れないことが重要です。しかし、どうしても間に合わない時もあると思います。
もし遅れてしまいそうなときは、
- 早めの報告
- 現状と改善策をセットで伝える
この2つに気を付けて相談・報告をするようにしましょう。
期限を守ることは「気合いで頑張る」だけではなく、期限を守りやすい環境を作ることも大切です。
職場を過ごしやすい場所にするのも、居心地の悪い場所にするのも自分で選択できます。
働きやすい環境を作って、毎日を楽しく過ごしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。