- 報告のタイミングについて重要なこと
- 報告するときに気をつけること
- 相談・報告へのアドバイスや意見への考え方
助産師のひーちゃんと申します。
一緒に働きやすい職場を見つけていきましょう♪
仕事中にわからないことがあったとき・報告をしたいとき、
先輩忙しそうだけど、今話しかけても大丈夫かな・・・
こんなこと聞いて怒られないかな・・・
このような経験はありませんか?
どうしたら先輩に上手に話しかけられるのか、相談や報告をすときのポイントをまとめましたので、参考にしてもらえたら幸いです。
報告・連絡・相談のタイミング
タイミングを見極めるときに一番大切なこと
できるだけ早く
なぜかというと…
初めて経験したことでは、緊急度の判断が難しいから
自分では「そんなに緊急じゃないから別に後でいいかな」と思っていたことでも、先輩は「なんでもっと早く報告してくれなかったの…」ということがよくあります。
病院では命に関わるようなこともありますので、報告のスピードが重要です。
回数を重ねることで緊急度を覚えていけるので、経験をして少しずつ成長していきましょう♪
例えば、私は助産師なので出産の場面でよくある報告についてです。
先ほどの出産、出血量は〇〇でした。
なんでもっと早く報告しなかったの…
出産の際の出血量については正常・異常値があります。
しかし判断には、どのタイミングで出血をしたのか・その人の予備力・出血後の状況など色々な要素が絡んでくるのです。
出血量が多い場合は処置が変わるだけではなく、観察項目が増えることも。
DICなどの場合は人員も必要になるため、事前に現場の調整が必要になります。
自分で対応できるかだけではなく、情報を共有しておくことで今後の対応を円滑にするという目的もあります。
情報はできるだけ早く・細かく伝えるようにしましょう。
タイミングが合っていたか振り返る
振り返って答え合わせをする
必ず、なんで急いだ方がよかったのか・急がなくても大丈夫だったのかを振り返ることが大切です。
働いていると全く同じではなくても似た場面というのは必ずあります。
同じようなことが起こった時に、自分で考えることをしていないと、
あのときは先輩、もっと早く報告してって言っていたんだろう…
同じことを繰り返してしまいます。
タイミングを見極めるポイント
- 初めてのことはできるだけ早めに
- 経験したことがある内容は緊急度を判断してタイミングを考える
- 報告し終わった後にタイミングが合っていたか答え合わせをする
報告・連絡・相談するときのポイント
自分の意見をまとめてから伝える
患者さんの見てきた情報・聞いてきた情報をそのまま報告するのではなく、自分がどう考えたか、今後どうするのかをセットで伝えましょう。
報告は要件をはっきり伝える
今起きている状況を伝えるときは、
〇〇について報告させてください!
要件を短くまとめて、どのくらいで伝えられそうか先に言う
急ぎではない報告、振り返りや相談ををするときは、
〇〇について報告したいのですが、◯分よろしいでしょうか?
と伝えるようにしましょう。
そうすれば、相手もすぐに話を聞いたほうがいいのか、後で大丈夫か判断する事ができます。
急に要件をダラダラと話してしまうと「今忙しいんだけど、後にしてくれない?」と言われてしまいます。
うまくまとめられないとき・判断できないとき
上手にまとめることよりも全てを伝える
その中から「これはいらない」と言われたら、それを参考に次から減らせば良いだけです。
人によっては、
あの人にいらないって言われたのに、この人にはいるって言われた・・・
こんなこともあると思います。私もモヤモヤした経験があります。
この時の考え方は、
この人にとっては、これが大切なんだな。自分だったら何を報告してもらえると助かるかな?
自分が先輩になったときに色々な経験がある方が判断材料が増えて、
「私は、こういうときはこの報告があると助かるな」と根拠を持ってアドバイスすることができます。
たくさんの経験を自分の中に蓄えるため。
先輩の機嫌取りの報告じゃなくて、自分を成長させるための報告にしていきましょう。
報告内容に対して意見されても落ち込む必要なし
多くの先輩はあなた自身を否定しているのではなく、話した内容についてアドバイスをしているだけです。
先輩に相談できるうちにたくさん報告をして、内容について判断してもらうことで、自分の報告スキルも上がってきます。
人を否定するような言葉を使う人は、その人がよくないです。
気にしなくて大丈夫!
人の時間泥棒にならないことが大切
雑談は相手の状況をしっかり判断してから
自分は時間に余裕があっても相手はそうではない可能性もあります。
自分が忙しいときに仕事に関係ない話や愚痴を話されたらイラッとしますよね。
相手の状況をしっかり見て、声をかけるようにしましょう。
期限は守る
報告すること・提出するもの、期限があるものはできるだけ早く報告・提出するようにしましょう。
期限を守るだけで信頼がたまっていきます。
信頼が貯まるとコミュニケーションもスムーズになるので、相談や報告もしやすくなります♪
報告・連絡・相談をした後に大切なこと
アドバイスや意見をもらったときに「でも・だって」は使わない
これは私が新人の時にやっていた失敗です。
先輩がアドバイスをくれている時に「でも、自分はこう考えました」と自分の考えや思いを伝えていました。
そんなとき、
自分が合っていると思っても、まずは受け止めないとダメだよ
素直じゃなかった新人の頃の私は、
(新人)
はい・・・
(なんで?自分が合っていると思っても言っちゃいけないの?)
このように思っていました。
これは自分の正義しか考えられていない状況です。
先輩がどうしてそのアドバイスをしたのか・どういった考え方をしたらその答えに辿り着くのかを考えられるようになると、自分の答えだけが正しいんじゃ無いと言うことに気がつきました。
みんな自分の言っていることが正しいと思っているから争いは起こります。
- 相手の気持ちを考えながら受け取ることで、自分の考えの幅も広がります。
- 一度相手を受け入れてみると自分のイライラやもやもやも起きにくくなります。
注意点は、その後の反応を決めるのは自分です。
先輩からもらったアドバイスや意見を自分の行動にどう活かしていくのかは決められます。
先輩は〇〇とおっしゃっていましたが、自分はこう言う根拠から△△と考えました。どのように考えればいいでしょうか?
どうしても理解できない場合は、このように質問するのもありです。
それも正解だね。ただ、この考え方が不足しているから〇〇と考えた方がいいんじゃ無いかな。
と、さらにアドバイスがもらえるかもしれません。
「でも、だって」を言わないからと言って自分の意見を全く言ってはいけないわけではありません。
自分も正解だけど、相手の意見はさらにぴったりな正解ということもあります。
自分の考えが間違っていたり・不足している場合もあるので、まずは受け止めて、考え直すことが大切だと学びました。
素直に受け止めてもらえると相手も嬉しくなり、相談に親身になってくれたり、良い関係を築いたりしやすいです。
中には自分の意見を押し付けて、相手の話を聞かない人もいます。このような人は関わってはいけない人なので注意しましょう。
最初のうちは報告・連絡・相談するとき、毎回ドキドキしますよね。
- 完璧な回答が最初からくることは期待していません。
- 一番困るのは、相談や報告が無いことです。
- 間違ってもいいから相談する。
- しっかりまとまっていなくても報告する。
この気持ちを大切にしてみてください。
他にも看護師の方が自分にあった働き方を見つける方法、仕事に対するオススメの考え方について記事を書いていますので、よろしければ読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。