- 就職・転職で面接を受ける際の注意点がわかる
- 実際に看護師として複数者の面接を受けた時の体験談が知れる
助産師のひーちゃんと申します。
私は、看護師として就職・転職などで4回面接を受け、全て1回で内定をもらってきました。
企業(病院など)に採用してもらうときに、面接は重要なアピールタイムです。
看護師の採用でもほとんどの病院などで面接を行なっています。
面接を実際に受けて感じたこと・面接する側の人と接して学んだことをお伝えします。
面接では事前準備が重要
面接対策は、面接会場での言動について対策するだけではありません。
面接に至るまでの事前準備が重要です。
- なぜ転職をしたいのか
- 新しい職場で何をしたいか
- どんな働き方をしたいか
- 職場に求めるものは何か
転職をする目的や転職先を選んだ理由をはっきりさせることがポイントです。
目的がはっきりしていると面接で質問をされたとき・自己アピールするときに自分の気持ちが明確なので話しやすくなります。
- 相手を知る
- 自分を知る
この2つが大切です。
「志望動機」を考えるときと一緒です。
「履歴書」を書くときのアドバイスと重なる点が多いので、以下の記事も参考にしてもらえたらと思います。
第一印象が重要。面接前に良い印象を与える方法
履歴書を作り込む
面接での第一印象は、面接官と顔を合わせたときではありません。
履歴書を書くときです。
- 履歴書で良い印象を持ってもらえれば、面接でも好印象を持ってもらえる
- 履歴書で悪い印象を持たれてしまうと、面接でイメージを変えることが難しい場合も
基本的なことですが、
- 履歴書を書く時にその企業だけに向けて書く
(どこの企業でも使えるような当たり障りのないものにしない) - 履歴書を丁寧に書く
(誤字脱字に気をつける、修正テープを使わないなど) - 履歴書をメールなどでやりとりする場合は文章を推敲する
ちょっとしたことで評価を下げてしまってはもったいないです。
複数の職場を検討している場合でも、一つ一つの相手に気持ちを込めることが大切です。
服装は合格点を確実に取れる
基本的には、リクルートスーツで大丈夫です。
色々と細かなルールを書いている方もいますが、「TPOをわきまえて清潔感がある」これが守れていれば「服装で落とされる」ということは少ないです。
NGな例:
- ミニスカートやジーンズなどラフすぎる服装
- 柄のシャツ・ファーのついたコートなど派手な服装
- アクセサリーをしていく
- ロングの髪を結ばない
- しわくちゃな服装
- 香水など匂いがきつい
自分が患者になったとき「こんな看護師は嫌だな…」という格好はして行かない方が無難です。
リクルートスーツがなく、迷った時はセットアップのスーツ+派手ではないシャツで大丈夫です。ユニクロなどの量販店での購入できます。
看護師は制服で仕事をするため、スーツを着る機会は面接の時くらいだと思います。
高価なものを購入することが負担になる場合は、最低限のマナーを守ることを意識しましょう。
服装は少し気をつけるだけで、「合格点」を取ることができます。
TPOを考えた、清潔感のある服装を意識しましょう。
アクセサリー・髪色について:
装飾品については基準が職場によって異なります。
ある程度は許容してもらえる職場もあれば、細かくルールが決まっている職場もあります。
面接の時は、
- アクセサリーは外す
- 髪は黒色(できる限り暗め)
- 香水はつけない
この3つは最低限の身だしなみとして行いましょう。
結婚指輪はOK・シンプルなピアス一つまでならOKという職場もあります。
しかし、印象が大切な面接の場ではして行かないことが一番です。
靴は院内見学に注意する
看護師の面接で注意する必要があるのが靴です。
基本的には低いヒールのあるシンプルなパンプスで大丈夫です。
しかし、面接と一緒に病院内の見学などがある場合は、ヒールのある靴ですとうるさくなってしまいます。
そのためヒールでカツカツとうるさい靴よりもスニーカーの方が適している場合もあります。
私も「病院見学をしてから面接をします」と言われていた場合はスニーカーで行きましたが、特に問題はありませんでした。
ヒールが高すぎたり歩きなれていないと…
見学で歩き回る時についていくのが大変だったり、うるさくなってしまいますので注意しましょう。
お化粧は働く場所を意識する
お化粧はして行った方がいいですか?
これに関しては「就職先の求める看護師」が重要であると考えます。
どのような職場でもナチュラルメイクであれば特に問題はないです。
マナーとして「お化粧は必要」と伝えている人もいますが、最低限の清潔感などがあれば大きな問題ではないと思います。
私は一度もお化粧をしたことがありませんが(肌が弱くできないんです…)、それでも面接で落ちたことはありません。
病院という患者さんを相手とする職場で求められる看護師ということを考えると、清潔感や患者さんを不快にさせないということの方が重要だと考えます。
- 清潔感のある服装をする
- 髪形を整えたり、爪を切りそろえたりする
- 派手すぎるお化粧をしない
美容系のクリニックや医療業務以外のサービスを売りとしているところもありますので、そのような企業での面接ではお化粧が必須になる場合もあります。
自分が受ける企業がどのような人を求めているか知ることが重要です。
相手のメリットを考えた発言・行動をする
面接で大切なことは、相手のメリットを考えながら話す。
面接で行うことは、
- 自分のことを知ってもらう
- 自分と職場が合うか確認する
- 相手側に受け入れてもらう
自分のことを伝えるときも相手側のメリットに変換して発言をすることが大切です。
例えば、
これまでの経歴を説明するとき…
退職理由を前向きに伝える
「給料が少なかった」「休みが少なかった」「上司が嫌だった」
こんな理由を伝えてしまうと印象が悪くなってしまいます。
〇〇についてもっと学びたくて転職をしました!
〇〇の環境をよりよくしたかったので転職を考えました!
など前向きに伝えるようにしましょう。
ネガティブな理由ばかりですと「うちに就職しても同じ理由ですぐ辞めちゃうんじゃないの?」と思われてしまいます。
自分ならどんな人を採用したいかを考えながら言葉を選ぶことが大切です。
転職歴が何度もある場合は、「これまでなんで転職をしてきたのか?」ということは面接官が気になるところです。
これまでの転職理由は話せるように準備しておきましょう。
私もこれまで受けた全ての面接で、「過去の転職理由について」質問されました。
面接当日はゆとりを持って行動する
時間を守る
面接だけでなく、全ての場面で「時間・期限を守る」ことは大切です。
- 履歴書の提出期限を守る
- 面接日の相談メールにすぐ返信する
- 面接に遅刻しない
仕事をする上でも、時間を守ることは基本です。
時間を守らないとチームで仕事をすることはできません。
家を出てから家に帰るまで緊張感を持つ
当日は余裕を持って行動する
電車が遅れたりと自分が原因じゃない理由で遅刻しそうになった時でも、気持ちが落ち着かなくなってしまいます。
気持ちに余裕を持たせるためにも、時間に余裕を持ちすぎるくらいの行動がちょうどいいです。
- 前日は早く寝て「こんなところから準備する必要ある?」くらいの用意をする
- 朝は1時間倉余裕を持って起きる
- 30分前に到着できるくらいの電車に乗る
面接前だけではなく、終了後も注意する
面接会場内や病院内では緊張感を持っている方が多いと思います。
しかし、
面接が終わると緊張感が解けていつも通りの行動になってしまいやすいです。
病院を出てすぐにスマホを触り出したり、最寄駅のカフェで面接のことを友達と話したりはオススメしません。
病院の関係者の方が近くにいる可能性もあります。
少なくとも最寄駅を離れるまでは緊張感を持って過ごすようにしましょう。
「家に帰るまでが遠足」と同じです。
「家に帰るまでが面接」
子どもっぽいかもしれませんが、ちょっとしたミスで人生を左右する面接を無駄にしないように気をつけましょう。
面接は緊張もしますが、事前準備で対策ができることがたくさんあります。
万全の状態で面接に挑む参考になればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。