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【看護師さんへ】転職して気がついた!意外と病院によって違う勤務体制の実際

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今回は、表向きに発表されている情報だけではわからない、病院によって違う勤務体制についてです。

この記事を読むとわかること
  • 病院によって違う勤務体制の違いがわかる
  • 表向きだけじゃわからない実際の勤務の様子が知れる
  • 転職時のチェックポイントがわかる
ひーちゃん

助産師のひーちゃんと申します。
複数の病院に転職をし、正社員での転職だけでなく非常勤職員や短期アルバイトなどで働いてきた経験を元にお伝えしていきます。

私も転職してから、「え?そうだったの?ここが違うとは思わなかった…」ということが何度もありました。

同僚も、

え〜そうだったの?2年働いていたけど知らなかった…どうりで休みが少ないわけだ…

と、前に働いていた職場と同じだと思っていたら実は違ったなんてこともよくあります。

これを知らないと転職をしたときに「思っていたのと違った…」の原因にも。

ぜひ、これから転職を考えている方・職場で「これは普通なの?」と気になっている方に参考になると思います。

勤務日数・休みの日数

転職活動をするときに「有給がどのくらい取れるか」を気にする方は多いと思います。

しかし、有給を取得する前に「最初からある休みの日数」が職場によって大きく異なります

有給がしっかり取得できる職場でも、元々の休みの日数が少なければ意味がありません。

勤務日数・休日数の確認ポイント

  • 4週8休とは限らない
  • 祝日休みの有無
  • 夏休み・年末年始の休みの日数
  • 夜勤明けの翌日が休みとは限らない
  • 連続勤務日数が10日超えの職場もある

4週8休

「カレンダー通りの休日だと月曜〜金曜まで働いて、土日が休み。」

シフト勤務では毎週土日が休みとは限らないので、1週間に2日休みがあるのが基本的に「4週8休」になります。

※4週7休・4週7.5休の職場もあります。
(4週7休は4週間に7日休みがあります)

私も転職した先の病院が、4週7.5休でした。
1年間=52週あります。
4週8休と比べると、4週7.5休では年間で6.5日も休みが少なくなります。

祝日休みの有無

カレンダー上の祝日が休みになるかは職場によって異なります。

祝日休みは最初に働いた場所であるかないかによって、知っているかが違うように思います。

私も最初に働いた職場では祝日休みがありましたが、次の職場ではありませんでした。

日本は祝日が多く、1年間に16日あります(2022年現在)。

シフト勤務で働いていると祝日当日に休めるとは限りませんが、1年間で16日という休みの日数は仕事の大変さに影響してきます。

長期休暇の日数

夏休みの日数・年末年始の休みの日数も職場によって異なります。

夏休みは3〜5日程度の設定があることが多いですが、職場によっても異なります。

年末年始は、祝日休みがないとほとんど休めない場合もあります。

チェックポイント:

  • 夏休み、年末年始などの長期休暇の有無
  • 長期休暇は一緒に有給などをつけて最長何日にできるか
  • 夏休みなどの希望は何月〜何月に取れるか
  • 年末年始などの希望はどのくらい通るのか

夏休みは比較的多くの病院でありますが、年末年始は職場によって違う印象があります。

年末年始やGWは特別手当が出る職場も多いので、当日は働きたいスタッフが多い職場もありますね。

夏休みの取り方:

  • 夏休み・有給・週休を合わせて10日以上の長期休暇にすることができる病院もあります。
  • 夏休みを2〜3回に分けて細かく休みを取れる職場もあります。
  • 取得できる期間は職場によって違う
ひーちゃん

夏休みといっても全員が分散して取らないといけないので、私が働いたことがある病院で長いところは6〜12月の好きなところで取れました。

有給を含めず、職場によって休日の日数が20〜30日も異なることも。
給料が少なくても、休みの日数が多いと実際の時給は高くなる場合もあります。

転職活動をする場合は、有給の取得状況だけでなく、必ず休みの日数を確認するようにしましょう。

シフトの組み方・休み希望の出し方

連続夜勤や明け日勤に要注意

勤務日については、休みの数だけではなくシフトの組み方も注意が必要です。

2交代で夜勤明けの次の日が休みなのは当たり前だと思っていました。
しかし、転職先では夜勤明けの次の日に日勤や夜勤があったりと勤務の大変さがありました…

他にも、

  • 10連勤があるクリニック
  • 日勤4日+夜勤と6日以上の連勤で夜勤が入る病院
  • 夜勤×2回が月に5回の夜勤専従

シフトの組み方については病院によって、場合によっては病棟によって違います。

クリニックで働いている友人は、

私のとこは、14連勤とか普通だよ

休みの日数だけではなく、シフトによっても大変さが大きく異なります

師長さんによっては「希望の日以外は連休を入れてくれない…」なんてこともあります。

毎週月曜日に休みたい・毎月旅行に行くために連休が欲しいなど、プライベートの用事で休み希望をしっかり出したい場合などは事前に確認しておきましょう。

休みの希望

シフト勤務で働いているといつが休みかわからないので、予定のある日を休むために休み希望を出します。
希望日が何日出せるかなどは職場によって異なります。

勤務希望については職場によって異なるため、以下の内容は確認しておきましょう。

  • 希望日を出せる日数
  • オンコールの有無
  • いつまでに希望を出すか
  • 有給の希望を出せるか

希望日の数

シフト勤務をしていると休みの希望を伝えて、希望が通ればその日が休みになります。

  • 1ヶ月に何日希望が出せるか
  • 希望がどのくらい通るか

上司によって大きく異なります。

プライベートも大切にしてくれる職場であれば、月に5日以上の希望が出せる職場もあります。

ルールが決まっている職場も多くあります。

例えば、

  • 月に3日まで
  • 前月の5日まで
  • 夜勤希望はダメ
  • 夏休みの希望は5月までに

このように「いつまでに・何日の希望を出す」というルールをよく聞きます。

勤務希望をいつまでに出すか・勤務表が発表になるタイミングは予定を組むときに重要になってきます。

職場によっては希望がほとんど出せない場合もあります。

私はよく舞台を見に行くので、チケットが取れた日に休みが出せるのか・休みの日にチケットを申し込めるのかが重大な問題です。

普段から、スケジュールを詰め込んでいたり、人と予定を合わせる必要がある方はチェックをしておきたい項目です。

勤務中の実際労働時間

  • 勤務前のサービス残業
  • 夜勤中の仮眠時間
  • 昼休憩時間

休みの日数は実際に働かなくても客観的に判断することができます。

しかし、残業時間についてはただ「どのくらい残業時間がありますか?」だけではわかりにくい部分もあります。

就業前のサービス残業

看護師の仕事をしていると就業時間より早くに行く職場というのを経験したり、人から聞くこともよくあります。

受け持ちの患者さんの情報収集の時間は就業時間に含まれておらず、1時間前くらいには病院に到着して、着替え・情報収集などをしたこともありました…

終業後の残業だけでなく、始業前のサービス残業にも気をつける必要があります。

昼休憩の時間

  • 1時間の休憩があっても実際にはゆっくり休めない
  • 受け持ちのナースコールがあると休憩中でも対応しないといけない
  • 緊急対応に備えて食堂にもいけない

さまざまな職場があります。

休憩時間がしっかり確保されていると、その時間を自己学習に使ったり・振り返りに使ったりと有効活用することもできます。

残業や休息時間などを加味して本当の時給を計算してみると意外な数字が出てくることもあります。

夜勤中の仮眠時間

逆に嬉しい誤算もあります。

夜勤中の休憩時間は勤務時間によっても異なりますが、基本的には1.5時間が多いです。

しかし、実際は…

夜間は落ち着いているから3〜4時間休憩できるんだよね〜

昨日は、5時間近く寝れちゃった♪

実際に働いている人からの情報でないと得にくい内容ではありますが、夜勤中の休憩時間は、夜専で働いたり・夜勤回数が多かったりする場合には重要なポイントです。

中には忙しくて、

16時間ノンストップで休憩時間が全くないという日がある職場もありました…

受け持ち人数

7対1だから楽、10対1だから大変とは限らない

「7対1」は1人の看護師に対して患者さんが7人。
「10対1」は1人の看護師に対して患者さんが10人。

もっと細かい規定もありますが、
7対1の方が受け持ちの数も少なくて、楽そうなイメージがあると思います。

しかし、絶対に7対1がよいとは限りません。

同じ科の病棟であっても、病院によって業務量は大きく異なります。

同じ産後の褥婦を受け持つ場合でも、A病院で10人受け持つよりもB病院で15人受け持つ方がずっと楽でした♪

また、7対1で診療報酬を得るためには他にも基準があり、病院は色々と頑張らないといけません。そのため、人数以外の理由で10対1にしている病院もあります。

  • 7対1がギリギリ。誰かが休んだり、辞めてしまったりすると他の人への負担が大きい。
  • 10対1でも業務内容がしっかり見直されており、時間にゆとりを持って仕事ができる。

数字だけではなく、実際に働いている人の声などを参考にすることをオススメします。

確認方法の一例

  • 夜勤は一人で何人を受け持つのか
  • 受け持ち以外にフリーでフォローしてくれる人はいるのか
  • 記録を業務時間内に書く余裕はあるか

事前の情報収集が重要

今回お伝えしたものは、就職前に確認しておきたい内容です。

転職活動をする際に、求人情報に載っている数字だけでは読み取れない実情もたくさんあります。

さまざまな手段を活用して、実際の職場の様子を知れると転職がうまく行きやすいです♪

情報を仕入れる場所:

  • 転職希望先の病院で働いている人に話を聞く
  • 転職エージェントを活用する
  • 面接に行って直接聞く
  • アルバイトなどで短期で実際に働いてみる

転職したい職場に知り合いがいると良いのですが、なかなか簡単にはいきません。

面接などで自分で直接相手側に聞くことは難しい方も多いと思います。

その場合は、転職エージェント・転職説明会などを活用して、間に入って聞いてもらうことがオススメです。

転職エージェントなどを活用するメリット

  • 自分では聞きにくいことを聞いてくれる
  • これまでに同じ職場へ転職した人の情報などが入る
  • さまざまな職場をまとめて比較できる

転職エージェントなどを活用するときは注意点もあります。
賢く利用して、自分に合った職場を見つけやすくしていきましょう。

転職前に職場の現状をしっかり把握して、「思っていたのと違う…」を減らしましょう♪

転職に役立つ記事・看護師が働きやすくなるコツなどを他にも書いていますので、よろしければ合わせてご覧ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。