看護師・助産師の皆さんが自分に合った働き方を見つけて、笑顔で働ける場所を見つけるお手伝いをしています。
助産師のひーちゃんと申します。
一緒に自分に合った働き方を見つけましょう♪
皆さんは常勤ですか?非常勤ですか?
常勤で働いている人は、非常勤として働くことを考えたことはありますか?
今の働き方が好きな人は大丈夫です。
毎日、同じ職場に行くのが辛い…このままでいいのかな…
研修・勉強会・後輩指導…残業ばかりで自分の時間がなくて大変…
今の働き方に不満を持っている方、今後に不安のある方は別の働き方を考えてみるのも一つです。
働き方を変えることで、仕事への気持ちが大きく変わることもあります。
私は、非常勤職員になって仕事との距離を取ったことで、仕事への考え方が良い方向へ変わりました♪
しかし、
非常勤職員になることは良いことばかりではありません。
非常勤で働くことを実際に体験して感じたメリット・デメリットをお伝えします。
皆さんの働き方を考える際の参考にして頂ければ幸いです。
★看護師の非常勤職員としての働き方を知ることができる
★非常勤のメリット・デメリットが分かる
★非常勤で働きことが向いている人が分かる
看護師で非常勤という働き方
「非常勤」で働くといっても様々な選択肢がある
非常勤とは?
常勤・フルタイムで働いている人よりも短い時間働く人。
看護師では、正社員として雇用されていないアルバイト・パートで働いている人を指すことが多い。
就業時間(働いている時間)は、フルタイムの人に比べて短いことが多いですが、フルタイムと変わらない時間を働く人もいます。
社会保険に加入できるか・ボーナスなどの手当ての有無は、職場・働いている時間によっても異なります。
看護師の働き方の種類
看護師の働き方は、
働く場所・雇用形態・働く時間・業務内容
このような内容を選択することができます。
例えば…
働く場所:
病院・クリニック・企業・役所・学校など
雇用形態:
正社員、アルバイト・パート、派遣、自営業、Wワークなど
働く時間:
シフト制、日勤のみ、夜勤専従、希望時のみなど
業務内容:
病棟、外来、手術室、研究、教育など
※非常勤職員は、「アルバイト・パート」・「派遣」の一部。
場所や時間・業務内容は、常勤・非常勤関係なく選択肢があります。
選択肢は様々なので、この中から自分に合った働き方を選択しないとけいません。
同じ非常勤でも働き方の選択内容はみんな違う
非常勤職員と言っても、様々な働き方があります。
皆さん自分のライフスタイルに合わせて選択をしています。
他にやりたいことが無いから、常勤で良いかな・・・
消去法で考えるのではなく・・・
働き方を変えて自分の時間を作れたとしたら、何をしてみようかな?
前向きに考えてみると、新たな「やりたいこと」が見つかることも♪
自分のやりたいことが見つからない人は、ぜひ価値観マップを作ってみてください。
自分の価値観を知ることで、自分が求めるものがはっきりしてきます。
非常勤のメリットとデメリット
看護師が非常勤で働くときのメリット
★自分の好きな時に働ける
★働く日数・時間を自分で選択できる
★Wワークなど複数の仕事を掛け持ちしやすい
★委員会や研修などの時間外業務が少ない
★人間関係に悩む機会が減る
自分の好きな時に働ける
学生の時にアルバイトをしたことがある方もいると思います。
自分の働きたいところに希望を入れて、職場とマッチしたらその日に仕事をする。
非常勤では自分の好きな日に働くことが出来ます。
就職の際に、「週3日以上」「週に1回夜勤」などの条件がありますが、その条件内でしたら自由に希望が出せることが多いです。
他の仕事・趣味・家庭の事情などに合わせて、空いた日に仕事をする方におススメの働き方です。
就職前の事前確認:
★希望がどの程度通るのかを確認しておく
★自分が入りたい曜日・時間帯がある場合は事前に伝えておく
★勤務希望を忘れずに提出する
働く日数・時間を自分で選択できる
好きな時に働けるというメリットに近いのですが、回数を選べることも大きなメリットです。
時間も日勤と夜勤の両方・日勤のみ・夜勤のみが選択できます。
例えば…
★1か所フルタイムで働きながら、別の病院で月に2回夜勤。
★普段は家事・育児がメインで、週に3回日勤。
★趣味に出来るだけ時間を使いたいから、月に9回夜勤。
私は、トリプルワーク。
病院Aで週に1回の夜勤・病院Bで月に2回の夜勤。空いた時間はブログなどの執筆活動をしています。
希望の日が選べるだけでなく、日数・時間帯なども選択することで、より自分らしく働き・生活することが出来ます。
複数の仕事を掛け持ちしやすい
好きな日数働けるため、A病院で週に2日・B病院で週に3日という働き方も可能。
一か所で働く方が絶対に楽じゃないの?
このようなご意見もあると思います。
確かに、給料面や覚える仕事内容などを考えると複数の場所で働くデメリットもあります。
しかし、複数の場所で全く違う働き方をするとそれぞれの楽しみがあったり、学びもあります。
例えば、
同じ産科の病棟でも方針が全然違うところなので、違う経験ができるよ♪
私は、一か所はクリニックの外来勤務、一か所はコールセンター。
全く違った仕事内容で気持ちが切り替えられるから楽しいよ!
看護師として病院勤務。整体師としてサロン勤務。
私は、資格を活かして異なる仕事をしています。
すべて私の友人・同僚たちの働き方です♪
どのような働き方が合うかは人によって違います。
多くの経験をして、自分に合った職場を見つけることも一つの選択肢として取り入れてみてはいかがでしょうか。
時間外業務が少ない
大きな病院になってくると委員会や病棟内での係などがあることも。
非常勤職員は、委員会などに入らなくてもよい場合が多く、時間外業務が減りやすいです。
私は同じ病院で常勤と非常勤の両方で働いたことがありますが、仕事内容にかなりの違いがありました。
非常勤になって減った業務:
★委員会、病棟内での係の仕事
★継続受け持ち患者
★目標シートの記入、面談を受けて目標に対しての振り返り
★後輩のプリセプター
★研修への参加
仕事が楽になる反面、成長の機会が減るという面もあります。
後ほどデメリットでもお伝えしますが、自分で成長のための行動が必要になってきます。
※病院によっては、非常勤でも係の仕事や委員会がある場合、会議に参加する必要がある部署もあります。
人間関係に悩む機会が減る
非常勤職員の場合、職場との関係がライトになりやすいです。
研修資料を作ったり、チームカンファレンスをしたりという密に人と関わる機会が減りやすい。
人間関係がライトになりやすいため、「仕事とプライベートは分けたい」「仕事に集中して定時で終わりたい」という方にはおススメの場合が多いです。
看護師が非常勤で働く時の注意点と対策
★リストラのリスクが高い
★給与が安定しない、下がる場合がある
★長期間働いていても給与が上がらない
★就業日数により社会保険などに加入できない
★自己成長の機会を自分で見つけていかないといけない
それぞれの詳細と対策をお伝えします。
リストラのリスクが高い
理由:
正社員の方が守られやすいため、経営状態や現場の状況によって職員数を減らす場合は、非常勤の方が先に契約終了となりやすい。
私が働いていた病院でも、
4月の大量入職の際はスタッフ数が増えて正社員のみで仕事が回るため、非常勤は必要なくなる・給料を下げると言われました。
対策:
★非常勤職員の場合は、1年単位・半年単位で契約更新の場合が多いため、常に更新終了の可能性を考えておく。
★契約をする際に、次の4月で正社員を増やしたり、非常勤職員を減らす計画があるのかなどを確認しておく。
非常勤職員でも様々な立場があるため、
「自分がいないと仕事が回らない」
「特別なスキルがある」
自分を雇ってもらうために売り込むものを持っていると簡単に辞めさせられにくくなります。
自分が職場に提供できる利益は何か
これを考えておきましょう。
例えば、
助産師+別の資格を持っているので、その資格を生かして働きたいです。
ということを伝えることで私は継続して勤務させてもらえました。
すぐに非常勤で働きたいという人以外も、いざという時のために、
専門分野の知識を高めておくこともおススメです。
給与が安定しない
正社員に比べて、更新の際に給与が下がる可能性があります。
理由:
非常勤職員を人員不足の際の補充として考えている施設も多く、人員確保が出来れば非常勤職員は不要になる場合もあります。
契約終了とならなくても、給与が下がる場合も。
そのまま働くか新たな職場を探すかは、それぞれの希望に合わせて選択する必要があります。
対策:
給与が下がった際の選択肢を考えておく。
転職サイトなどで職場を探す際は、非常勤職員の立ち位置や病院側の考えを確認しておく。
長期間働いても給与が上がらない
正社員では昇給することで時給が上がっていきます。
非常勤職員は、昇給が無い場合が多いです。
対策:
★将来の目標・自分の価値観を照らし合わせて今の給与で良いのか考える。
★今後お金がどのくらい必要になるのかライフプランを考えて、お金の計画を立てる。
非常勤職員であっても正社員と同じやそれ以上に収入を得ている人もいます。
正社員でずっと同じ職場で働くのはおススメ?
看護師は師長や部長などの役職が付かないと給与が大幅に増えにくいという現状があります。
そのため正社員で長期間務めていてもメリットが少ない場合もあります。
正社員で働いているといくら給料がもらえるのか・今後どのくらい上がっていくのかを知ることも大切です。
正社員の方がボーナスもあり、同じ時間働いても給料が異なることも。
それでも時間が大切な状況もあります。
給料が下がってでも、大切にしたい時間がある場合も。
自分が大切とするものを優先しましょう。
就業日数により社会保険などに加入できない
健康保険・厚生年金などに加入するには既定の就労時間が必要。
必要な就労時間は職場の規模によっても異なります。
対策:
★国民健康保険や国民年金に加入する場合は、金額が上がる可能性が高いことを考えておく。
★正社員から非常勤職員になる場合は、前の職場の健康保険を任意継続するか考えておく。
健康保険の任意保険は退職後2年間活用できます。
1年目は国民健康保険より安くなる場合があるので、活用をおススメします。
任意継続の注意点:
退職後20日以内に手続きをしないと利用できない。
国民健康保険の方が安い場合もある。
非常勤1年目の給与が少ない場合、任意継続の2年目は利用しない方が良い場合もある。
任意保険2年目も退職前の給料から保険料が算出されます。
そのため、退職してから給料が減った場合は、国民健康保険に加入しなおした方が金がが下がる場合もあります。
私は退職後、1年目は任意保険の方が5万円位安くて、
2年目は国民健康保険の方が18万円位安くなりました!
自己成長の機会を自分で見つけていく必要がある
非常勤職員は、研修や教育プログラムに含まれない場合が多いです。
日々の業務を淡々とこなすだけになってしまうと成長に繋がりにくいことも。
対策:
★日々の業務の中から学び・新たな発見を探す。
★自分の興味がある分野の自己学習を継続する。
仕事内容よりも「働き方」に魅力を感じて仕事を選んだ場合、仕事内容に強い興味が持てなくなる場合があります。
仕事を選ぶときに、少しでも自分の成長につながりそうな職場を選ぶとより楽しさや充実感に繋がると思います。
私は、非常勤になる少し前に移動があり、自分の興味の低い部署へ。
少しでも興味が持てるように、常にブログの参考になることがないか探して仕事をしていました…
その結果、仕事内容に興味が湧き、人の意見を聞くことが楽しくて充実度も上がりました♪
非常勤での働き方をおススメする人
非常勤をおススメする人:
★他に大切にしたいものがある
(時間・やりたいこと・人など)
★自分で成長のために行動できる
★少し仕事と距離を置きたいとき
看護師が非常勤で働くことをおススメする理由があります。
看護師×非常勤の相性が良い理由:
★資格を持っているので正社員として再就職しやすい
★シフト勤務の病院が多いので、働く日数を選びやすい
★非常勤でも時給が高く生活に困らない場合が多い
平日の月曜日~金曜日までみんなが働いている中では、休みにくい場合も。
シフト制だからこそ自分の働きたい日に勤務することが可能です。
他職種のアルバイト・パートでは、給料が低いため生活が苦しくなる場合もあります。
看護師では高時給なので、選択肢が広がりやすいです。
非常勤で働くときの職場の選び方
選択方法:
★現在働いている場所で非常勤へ
★転職エージェントなどを活用する
職場が自分に合っている場合、そのまま非常勤に変更して働くことも可能。
現在の職場が非常勤職員を募集していなかったり、合っていないと感じている場合は転職をすることも選択肢の一つです。
自力で新しい職場を探すことも可能ですが、働きながら探すのは大変です。
知り合いなどの紹介が難しい場合は、転職サイトの利用をおススメ。
非常勤で転職をして、自分に合うと思えば常勤に変更することができる可能性もあります。
おススメの転職サイト:
(首都圏・関西・東海での求人数が多い、実績30年以上)
看護のお仕事(全国対応、業界最大級の『非公開求人』あり、全国各地に支店があり地域に密着した対応が可能)
看護のお仕事 派遣(派遣に特化した求人サイト)
対応地域:埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、岐阜県、三重県、和歌山県、福岡県
(都市圏の求人が多い、条件付きもあるが派遣や単発求人も多数あり)
自分に合った働き方を見つけることは人生における重要事項です。
一日の大半を過ごす場所に辛さや苦しさを感じているのはもったいない…
私も働き方を見直したことで、仕事への向き合い方も大きく変わりました♪
一緒に楽しく働いて、毎日を笑顔で過ごしていきましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。