- 転職先を選ぶ方法とメリット・デメリットが分かる
- 転職をする際にやらなければいけないことが分かる
- 転職活動で失敗しないためのポイントが分かる
助産師のひーちゃんと申します。
自分に合った転職先を見つけていきましょう♪
転職を考え始めると…
どこの病院がいいかな?条件の良いところないかな…
次は休みが多い病院がいいな…どうやって探そうかな?
転職をするときにやること・考えることは沢山あります。
順番を間違えたり、抜けたりしてしまうと幸せな転職ができない場合も…
私も最初の転職の時は勢いでしてしまったので、転職をしてから「あれ?思っていたのと違う…」ということがありました。
転職に関する情報収集するときも、実際に転職活動をするときも様々な選択肢があります。
転職サイトなどを利用する際も事前に準備をして、上手に活用していくことが大切です。
転職活動でやらなければいけないことには以下のようなものがあります。
- 自分を知って、どのような働き方をしたいか考える
- 転職方法を選ぶ
- 転職活動を行う
- 実際に転職をする
今回は、この中でも
2、転職方法を選ぶ
についてくわしく解説します。
「1、自分を知ること」については別の記事で詳しく書いているのでよろしければ参考にしてください。
転職方法の種類とそれぞれの良いところ
転職方法の種類、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えします。
紹介
同僚・上司・学校の同期など看護師仲間からの紹介での転職方法です。
看護師業界では比較的多いのではないでしょうか。
私も2度、紹介にて転職や副業先を見つけました♪
紹介のメリット
採用率が高い
紹介者が転職先で働いている場合、内部での根回しをしてもらえることが多く採用率が高いです。
師長さんに伝えておくねー
人事の人に伝えておくからー
内部の人と繋がっているというのは転職の時にとても有利です。
内部の情報が分かる
友人など仲のいい人からの紹介であれば、わざわざ悪い環境を紹介することはありません。
転職サイトや説明会などでは語られない実情を知ることも可能です。
例えば…
この先輩厳しいから注意してね〜
師長さん優しいから、有給の希望は出しやすいよー
など具体的な病棟内の雰囲気・様子を知ることができます。
紹介のデメリット
候補になる職場が限定的
紹介してくれる人がいないと難しいので、他の職場の方と人脈が無いと難しいです。
対策:
- 紹介が難しい場合は、他の選択肢を利用する
- 退職後も前の職場の同僚と繋がっておく
一人の意見しか聞くことが出来ない
紹介してくれた人にとっては快適な職場であっても、自分に合うとは限りません。
対策:
- 客観的な指標で評価する
(休みの日数・給料・残業時間など) - 友人・知人だからと妥協しない気持ちを持つ
やめにくい、断りにくい。
就職する前も、就職後も「やっぱり自分には合わないな…」という場合に紹介してくれた人に悪いと思い辞めにくい場合があります。
対策:
- 転職する前にしっかり情報収集しておく
- 遠慮はせず、自分と合わないと思ったら断る
自分で探して直接応募
病院・企業などの公式のホームページで直接求人をかけている病院も多数あります。
人気の病院では転職サイトに掲載する必要が無いため、「直接応募」でしか求人がかからない場合もあります。
「ここの病院で働きたい!」という明確な希望がある場合は、直接応募をしないといけない場合もあります。
直接応募のメリット
他の応募方法が無い職場がある
直接応募でしか採用していない企業もあります。
病院側の負担が少ないので採用されやすい
転職サイトを利用すると病院側は紹介料を払わないといけない為、直接応募を優先して採用する病院もあります。
直接応募のデメリット
就職できない可能性もある
大きな病院では、一年をかけて試験や面接を行い、4月に大量入職としているところもあります。
人気病院では倍率が高く、不採用となる場合もあります。
対策:
- 面接準備などをしっかり行う
- 他の職場についても検索をしておく
自分で探すには限界がある
特定の病院に絞っている場合を除くと、条件などで探すことが多いと思います。
一企業ずつホームページを見たり、採用申し込みの条件を確認したりして連絡を取る手間もかかります。
対策:
- 転職サイト・転職説明会など多数の病院などに一斉に検索できる仕組みを利用する
転職サイト
転職サイトのメリット
求人数が多い
ネットで掲載されている病院だけでなく非公開求人も多数あります。
なぜ病院などの企業側はお金を出してまで転職サイトに登録している?
転職サイトを利用する人が多いので、人が集まってくるところに効果的に広告を出せるメリットがあります。
病院側としても色んな人が募集してくること、面接などに時間をかけると負担になります。
転職サイトに求める人の条件を伝えて人をある程度選別してもらうことで、自分の病院に適した希望者のみを面接することができます。
全国どこでも検索できる
今住んでいる地域だけでなく、全国を網羅しているサイトも多数あります。
地域によって求人数に差はありますが、夫の転勤に合わせて遠方への移動などの際もスムーズに転職が可能です。
求人数が多ければ自分に合った職場が見つけられる可能性が高くなる!
無料で利用できる
転職サイトは企業(雇用者側)から使用料を受け取っているため、利用する私たちは無料で使えます。
転職を途中でやめた場合でも金銭的な負担がないので気軽に活用できる♪
ネットで気軽に検索できる
実際に職場に連絡をしたり、一病院ずつ検索しなくても、条件を登録しておくと自分に合った職場の情報が簡単に集まります。
ハローワークは平日の日中・説明会は開催日など制限があります。
フルタイムで働きながら転職活動をする場合、忙しいから助かる♪
エージェントにサポートしてもらえる
看護職の転職エージェントは業界に詳しいため、情報収集する時も現場目線で情報を貰いやすいです。
また、履歴書の書き方や面接のサポートなどもしてもらえるので心強い見方です。
転職サイトのデメリット
相性が合わない場合がある
担当になったエージェントが合わなかった…
担当した人が業界情報について詳しくなくて大変だった…
この様な意見もあります。
そのため、自分に合った転職エージェントを活用する必要があります。
対処方法については、後ほど詳しく記載します。
地域によっては求人数が少ない場合がある
やはり首都圏に比べると地方は求人数が少ないのが現状です。
転職サイトによっては首都圏のみの対応のサイトもあります。
全国を網羅しているサイトやハロ―ワークなども合わせて活用することで、希望に合う病院を探しやすくなります。
転職説明会
転職説明会のメリット
直接病院の関係者と会話することが出来る
最初から直接病院の中の人と話が出来ることは重要です。
条件も大切ですが、信念など「大切にしていること」が自分と合っている職場であれば満足度も高く、楽しく働きやすいです。
説明会で意気投合できればそのまま就職に結びつきやすい場所でもあります。
複数の求人情報をまとめて知れる
地域密着の説明会などであれば、地域を絞って探しているときに探しやすかったり、複数の職場を一気に情報取集できるというメリットもあります。
セミナーを同時に行っていることもある
転職に関するセミナーを開催しているイベントもあります。
病院などの就職先の情報だけでなく、転職をする際に役立つ情報を知ることが出来る場合もあります。
転職説明会のデメリット
実際に説明会に足を運ぶ労力がかかる
いつもやっているわけでは無いため、自分が転職活動をしている時に近場で開催されるとは限りません。
実際に足を運んでみないといけないため、交通費などがかかります。
参加している職場(企業)しか情報収集できない
参加している企業(求人先)は限られています。
まだ自分が求める就職先がはっきりしていない場合などは、たくさんの選択肢がある方が比較しやすいです♪
対策:
- 転職説明会などを利用する際も同時に転職サイトなどで比較をして自分に合っているか確認する
ハローワーク
ハローワークとは?
- 正式には「公共職業安定所」
- 職業紹介・職業相談・雇用保険業務などが行われている
- 国が運営しているため、利用者も企業も費用がかからない
おすすめポイント:
- 民間の転職サイトと同様に無料で利用できる
- ハローワークでしか求人を出していない企業もある
- 地域に密着した運営をしているので、自分の住んでいる特定の地域で働きたい場合などに探しやすい
- 定期的にナースセンターの無料相談会がある
- セミナーや勉強会なども開催されている
利用する際の注意点
専門のエージェントがいない
看護師に特化した転職サイトと違い、対応してくれる職員が看護業界に詳しいわけではないので、就職先の良し悪しをある程度は自分で判断しないといけない。
無料で求人を出せるので、積極的に求めていなかったり、条件が良くないところもあるので、注意が必要です。
対策:
- 自分の就職したい病院などの希望をはっきりさせておく
- しっかり納得してから決定をする
求人数が限定的
ハローワークでは求人を出していない企業も多数ある。
対策:
- ハローワークと転職サイトの両方を活用する
- 少ない選択肢でも自分の希望を妥協しない
通常の仕事紹介のほかに「都道府県のナースセンター」の相談員がハローワークに出向き、就業相談に乗ってくれるという機会もあります。
相談員による就業相談:
- 相談料無料
- 事前申し込み不要
- 履歴書不要
(一部異なる場合があります)
誰でも利用可能で、気軽に相談に行くことが出来ます。
紹介が難しい場合は転職サイト、余裕があればハローワークも同時に利用することをおススメします。
転職サイト・ハローワークを利用する際の注意点
転職サイトやハローワークなどで求人情報を紹介してもらうとき、事前に準備をしておいたり・注意することがあります。
言われるがままに流されて思っていたのとは違うところに就職しちゃった…ということがないように注意しましょう!
自分の価値観・目標を明確にしておく
- 転職を何のためにするのか
- 自分が大切にしていることは何か
- どんな職場で何をしたいか
これらをはっきりさせておくことで自分に合った職場を選ぶことが出来ます。
自分がどんな職場で働きたいかを理解するためには「自分を知ること」が大切です。
「価値観マップ」や「ストレングスファインダー」などを利用して、自分の得意や価値観を確認しておきましょう。
大手の転職サイトを利用する
看護職の転職サイトは多数ありますが、大手の転職サイトの利用をおススメします。
大手がオススメな理由:
- 求人数が多い
- エージェントが転職サポートに慣れていて情報を持っている
- 無理に転職させようとすることが少ない
- 自分に合わないと感じた場合にエージェントを替えられるサイトもある
求人数は転職サイトによって大きく変わります。
やはり転職先の数が多ければ、それだけ選択肢も広がります。
オススメの転職サイト:
看護roo!
・対応地域:首都圏、関西、東海
・上場企業が運営。
・書類添削・条件交渉などサポートが充実している。
転職活動を全面サポート!【看護のお仕事】
・対応地域:全国
・求人数が国内トップクラス。
・LINEでのやりとりも可能。
MCナースネット
・対応地域:全国
・正社員だけでなく、単発・派遣などの働き方にも強い。
看護業界に詳しいエージェントであれば、こちらの希望をくみ取ってくれたり、相手側に上手に伝えてくれます。
※ハローワークのような看護に特化したサイトではないとこの様な対応が難しい場合もあります。
なんで無理に転職させようとするの?
転職サイトは利用者が実際に転職をしないと利益が発生しません。
そのため、何処でもいいから早く転職させようとするところもゼロではありません。
大手の転職サイトではゼロというわけではありませんが、やはり数は少なくなります。
自分と合うエージェントを探す
エージェントも人間なので相性があります。
自分に合わないと思った場合は担当を変えてもらったり、他の転職サイトを利用するという選択肢もあります。
対策:
- 担当を変えられるサイトを利用する
- 複数のサイトを利用する
しっかり納得してから転職をする
「紹介してもらったから・面接をしてもらったから、断ったら悪いかな…」とは考えなくても大丈夫です。
転職はその後の人生に関わってくる事なので慎重に選ぶ必要があります。
本当に合わなければ転職してからも辞めることは可能ですが、就職前にしっかり納得しておくことが大切です。
慌てて選ぶと妥協して選びがちなので、じっくり選べるように環境を整えることも大切です。
すぐに転職しない選択肢もある
今の職場をすぐに辞めたいという時は、一時的に非常勤職員(アルバイト・パート)になったり、休職をするという選択肢もあります。
転職はたいへんな部分もありますが、しっかり計画を立てて納得して行えると、自分に合った働き方を見つけられるだけではなく、人生の大半が幸せになる可能性を秘めています。
皆さんが、自分に合った働き方を見つけられるお手伝いをこれからもしていきたいと思います♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。