- 新人看護師の方が転職をするタイミングの目安
- やめた方がいい・続けた方がいい転職理由
- 退職届を出す前にしておいた方がいいこと
助産師のひーちゃんと申します。
私は転職を複数回して自分に合った働き方に近づけてきました♪
実際に経験して良かったこと・後悔したことをお伝えします。
この記事が皆さんが転職をする際の参考になればと思います。
他にも看護師の方が自分に合った働き方を見つけるための情報をまとめた記事を書いています。
転職をするオススメのタイミングとその理由
最初に就職した職場は「最低3年は勤めた方がいい」なんて聞きますが、実際にはどうでしょうか?
結論
- 転職するタイミングはいつでもいい
- 転職したい理由をはっきりさせることが大切
一つずつ詳しく解説いたします。
転職をするタイミングがいつでもいい理由
- 早く自分に合った職場を見つけられる
- 精神的に辛い期間を減らせる
- 看護師の仕事を嫌いにならなくて済む
早く自分にあった職場を見つけられる
同じ看護師でも職場によって働き方は大きく異なります。
今働いている職場が合わなくても、他の職場に移動したら楽しく働ける場合もあります。
職場:
- 病院勤務の看護師
- 訪問看護師
- 学校の養護教諭
- 企業の看護師
雇用形態:
- 正社員
- アルバイト、パート
- 派遣
- 単発
同じ規模・同じ科・同じ雇用形態の職場でも、「人間関係・給料・休みの数・残業時間」全てが違います。
特に人間関係については職場によってかなり異なります。
最初の職場では人間関係がうまくいっていなかったけど、転職先では良い人たちの中で働けています♪
このように新しい職場では良い人間関係を作れることも頻繁にあります。
何年も「仕事辛い…早くやめたい…」と思っているよりも、早く転職することで精神的にも落ち着けますし、自分の大切な時間をムダにしなくてもすみます。
しかし、
勢いでやめたけど次に働くところがすぐに見つからない…
とならないために、ある程度計画を立ててから退職をすることがオススメです。
「仕事をやめようかな」と考えた方へ。
退職届を出す前に確認をしていただきたいことがあります。
退職届を出す前にすること:
- 「なぜ辞めたいか」転職したい理由をはっきりさせる
- 転職活動を始める
転職理由をはっきりさせる目的
転職理由によって「すぐに辞めた方がいい理由」「少し頑張ってみる価値がある場合」の2つがあります。
「すぐに辞めた方がいい」転職希望の理由
逃げた方がいい職場では早めに転職することをオススメします。
例えば、
- 嫌がらせをする人がいる
- 人間を否定する職場
- サービス残業が習慣的に多い
(新人だから残業する必要があるわけではない) - 精神的に辛いと感じている
他にも逃げた方がいい職場については以下の記事でも詳しく書いているので、合わせて読んでみてください。
上記に挙げた「逃げた方がいい職場」で働いている場合などは、すぐに転職することをオススメします。
自分を深く傷つけてまで続けないといけない職場はありません。
心が一度壊れてしまうと修復には多大な時間がかかってしまいます。
自分を大切にしてください。
自分のことを一番に守れるのは自分だけです。
転職理由の中には「少し頑張ってみると良い方向に向かうかも」という場合もあります。
続けることで希望が持てる転職理由
注意されるのが辛い
注意の仕方も重要ですが、注意してもらえるということは、自分を見ていてもらえている・成長してもらいたいと期待を持ってもらえているということです。
- 人間ではなく起きたものごとについて注意をしている
- できなかったことを責めるだけではなく、これからどうしたら良いかを一緒に考えてくれる
このような先輩がいる職場では、自分が成長することを手助けしてくれる可能性が高いです。
最初はできなくて当たり前。
注意をされることは辛いことですが、自分の成長のためにプラスなんだとポジティブになれると少し楽になります♪
他には、コミュニケーションをとるときの注意点があります。
報告するタイミングや内容、伝え方などを意識することもオススメです。
以下の記事に詳しく書いています。
やりたいことができない
時間に追われてて丁寧な看護ができないなど学生の時とのギャップに苦しむ場合もあります。
業務をこなすだけで1日が終わってしまう…
最初の頃はよくある悩みです。
私も新人の頃は同じ悩みを持っていました。
対策:
- 「最初は業務に慣れる時期」・「先輩がどのように工夫をしているか勉強する時期」と割り切る
- 少し業務に慣れてゆとりを持てることでできることも増えてくる可能性がある
職場に合わない人がいる
全員と良好な人間関係を築けることが理想ですが、「全員とは難しい」ことを前提として関わることがオススメです。
最初は相性が合わなくても、人間関係が築かれてくることで印象が変わる人も多いです。
対策:
苦手な部分を客観的に観察をして、「どうして苦手なのか」「どの部分が嫌なのか」を具体的にする。
→それぞれの項目に対して自分でできることの範囲で工夫をします。
例えば、
いつも挨拶を返してくれない・無視をする
- 自分は挨拶をしっかりする。
「返してくれないかも…」と思うと声が小さくなってしまい、聞こえていないことも。 - 相手に返事を求めるのではなく、「自分がする」ということだけに集中する。
無視されることは辛いけど、「自分は挨拶した」という自分の行動に自信を持つことが大切です♪
細かいところまで突っ込まれる
- 自分のことをしっかり見ていてくれていると感謝する。
- 同じミスをしないように気をつける。
- 自分から先輩に細かいところまでミスしないコツを質問する。
自分ができることに集中していると「相手の反応」や「相手にどうみられているか」が気にならなくなってきます。
私も新人の頃は、周りにどうみられているかばかりが気になって、大勢の場で発言をしたり、注意されることがとても苦手でした…
仕事を続けることで得られるメリット
辞めたいと思ったときに、すぐに仕事を辞めることも一つの選択肢ですが、「もう少し継続してみる」ことも一つの選択肢です。
仕事を長期間続けることでのメリットもあります。
転職したい理由をはっきりさせて、頑張ることで良くなる可能性がある場合は、以下にお伝えするメリットも考慮してどうしていきたいかを考えるようにしましょう。
同じ職場で継続したことで学べたこと・メリット:
- 人間関係の築き方
- 後輩の教育での学びの多さ
- リーダーシップの難しさ
- 転職の際に継続できたという実績になる
人間関係の築き方を学べる
全ての人と良い人間関係を築くことは難しいです。
友人関係では好きな人とだけ付き合っていれば大丈夫でした。
しかし、病院で働いている場合、仕事では「苦手な人」「自分のことを嫌っている人」と付き合っていく必要があります。
私も様々な人とのコミュニケーションを経験して色々なことを学びました。
苦手な人・嫌われている人からも学ぶことは多かったと今になると思います。
人間関係は数日でできるものではなく、数週間・数ヶ月など時間をかけて育っていきます。
最初は苦手でも徐々に良くなっていく場合もあります。
苦手な人とも距離感を縮めなければいけないわけではありません。
お互いに心地良い距離感を見つけることも時間をかけて経験する中で学べることの一つです。
看護師を辞めるという選択肢もある
どうしても「嫌な人とは付き合いたくない」場合は、「看護師以外の仕事を選択する」という選択肢もあります。
看護師は大勢の人と接する必要があります。しかし、別の職業では人とのコミュニケーションをほとんど取らずに完結できる職業もあります。
自分の得意が活かせる職場を見つけることは、自分の人生を幸せにするために重要です!
本当に人とコミュニケーションを取ることが苦手なのか、「今、周りにいる人とのコミュニケーションが苦手」なのかは見極める必要があります。
私も、周りの人間が変わることで話しやすさやコミュニケーションの取りやすさが大きく変化しました。
リーダー業務・後輩指導をして成長できる
2〜3年目になってくると、リーダーをしたり後輩の指導係をしたりと仕事の幅が広がってきます。幅の広い経験をすることで、仕事の楽しさを見つけるきっかけにつながる場合もあります。
後輩指導をすることの重要な点は自分が成長できることです。
指導をするとなると、これまで曖昧にしていたことを調べ直し、勉強し直すきっかけになります。知識の定着のためにも「人に教える」ということが一番です。
辞めると伝える前に転職活動をする
退職届を出す前に「転職活動」を始めることをオススメします。
転職活動とは、
- 転職先を検索する(自分に合った条件の職場があるか探す)
- 人に話を聞く(他の職場の現状を知る)
- 転職サイトに登録する(どんな条件の求人があるかを知る)
- アルバイトをする(他の病院を知る)
どれもお金がかからずにできます。
転職活動をして、転職先を見つけてから退職届を提出しても問題ありません。
精神的に辛い場合などは先にやめて「少し休憩してから転職先を探す」ということも一つです。
私も体調を崩したときに、少しお休みして失業保険をもらって自分の働き方について考えた時期もありました。
そこまで切羽詰まっていない場合は、転職活動をして「自分に合った職場」を見つけてから辞めることをオススメします。
働いていない期間ができると社会保険などの手続きが面倒だったり、無職だからと焦って探してしまう危険もあります。
職場の探し方や自分に合った働き方については別記事で詳しく書いています。
転職理由をはっきりさせて、自分に合った働き方を考えておくこと・探しておくことが大切です。
私も「仕事嫌だな…」と思うことがよくあり、毎日職場に行くのが辛いと感じている時期がありました…
今は、自分に合った働き方を知ることで「仕事に行くのが嫌だな」と思うことがなくなりました。
「仕事辛い…」「仕事やめたい」と思いながら毎日を過ごしている方が一人でも減らしたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。