- 志望動機に何を書けばいいかわかる
- 志望動機を書くときの注意点が分かる
- 転職の失敗を減らすことができる
転職活動をするときに履歴書に書く「志望動機」
面接でも「なぜ転職を希望しましたか?」「どうしてうちを選びましたか?」は必ず聞かれる内容ですよね。
志望動機、思ったまま書いちゃってもいいのかな?
何を書けばいいんだろう?思いつかないよー
志望動機って何を書けば良いか迷いますよね。
「志望動機」が簡単に書けるようになる考え方、転職を失敗させない方法についてお伝えします。
さらに看護師さんならではの注意点についても解説していきます。
転職予定ではなくても、「今の職場は自分に合っているのかな?」と疑問に思っている方にも参考になる内容となっています。
ぜひ最後まで読んでいってください♪
志望動機を考えることが大切な理由
転職の志望動機は人それぞれです。
転職の志望動機はお手本通りに書いてしまうと、自分と合わない場合もあります。
本音で書かないと、就職できたとしても就職してから困ることもあります。
じゃあ、本音で書いちゃってもいいの?
本音で書くことが大切。でも、書き方は注意が必要。
これが自分のためにも相手のためにも大切です。
ここの病院は給料も良いし、休みも多いから働きたいです!
これでは、採用担当者も良い印象を持ってもらえません。
面接でどんなに素晴らしい受け答えをしても「この人は条件でしか見ていないからな…」と思われてしまいます。
事前の履歴書の段階で印象が悪くなってしまうと巻き返すことは難しいです。
人は第1印象が優先されるので、後で印象を変えることはとても大変。
初頭効果
ご存じでしょうか?
有名な心理学の一つです。
第一印象がいいと、その後の発言なども良い方向に捉えてもらえるというものです。
例えば、
履歴書で「やる気がありそうだな。この病院で頑張りたいんだな」と良く思ってもらえると…
面接で「ライフワークバランスを考えて働きたいです」と伝えても、「仕事もプライベートも両方頑張りたいんだな」と好印象に受け取ってもらえます。
しかし、
履歴書で「この人は条件してみてないんじゃないか、一生懸命働く気持ちはあるのかな?」と思われてしまうと…
面接で同じように「ライフワークバランスを考えて働きたいです」と伝えると、「やっぱり仕事よりもプライベートを優先して働くんじゃないの?」と思われてしまう場合も…
第一印象を良くして、その後も好印象を持ってもらえるように履歴書の「志望動機」はしっかり考えて書く必要があります。
志望動機を書くときに重要なこと
志望動機は、自分を正しくPRすることが重要です。
志望動機を書くとき大切にすること
- 自分がやりたいこと・価値観を明確にしておく
- 相手のメリットになることを書く
自分を知ることで志望動機を明確にする
働く上で、あなたが大切にしていることはなんですか?
この質問にすぐに答えることができますか?
志望動機を書くためには、自分を知ることが重要です。
自分が何をしたいか・何を大切にしているかが伝えられないと本音の志望動機を書くことは難しいです。
志望動機を適当に書いてしまうとあとで自分が辛くなってしまいます。
採用してもらう側は選んでもらうという面もあります。しかし、自分が職場を選ぶことも大切です。
自分の価値観と合わない職場では、就職できたとしてもすぐに嫌になってしまう可能性があります。
相手に自分の価値観をしっかり伝えて、お互いにメリットのある就職となるようにしていきましょう。
「価値観×得意なこと×やりたいこと」で自分の本当の気持ちを知る
例えば…
価値観
・人との関わりを大切にしたい
得意なこと
・コミュニケーションにおいて相手の話を深く聞いて理解すること
やりたいこと
・患者さん一人ずつに丁寧に関わりたい
自分の「価値観・得意なこと・やりたいこと」がわかっているとアピールもしやすくなります。
3つの掛け合わせで自分を知ることができます。
下記の記事で詳しく解説しています。
もし、採用担当者が求める人材が異なって採用されなかった場合、残念かもしれませんが、自分のやりたいこととマッチしなかっただけと思うことができます。
落とすための採用試験を通過するのではなく、自分とマッチする会社を見つけるための就職活動にできることが大切です。
自分を知るために、以下の記事も参考にしていただければと思います。
私の場合は、
価値観
・自由であること・新しいことに挑戦していくことを大切にしたい
得意なこと
・新たなことに挑戦していくこと、新しい環境に適応していくことです。
やりたいこと
・アロマセラピストの資格を活かして新しいことをしたい
「価値観や得意、やりたいこと」が明確なので、職場探しも選択がしやすいですです。
私は、正社員として助産師の就職では難しい内容なので、働き方も非常勤職員にしたり、ネットを通じた別の働き方も並行して模索しています。
みなさんも自分を正しく理解して、自分にあった働き方をするための志望動機を書いていきましょう♪
自分を商品として売り込む
履歴書の送り先に何を与えられるかが重要です。
自分が出来ることではなく、自分が出来ることで相手が得られるメリットをアピールする。
例えば、
「自分は〇〇という資格を持っています。」だけではなく、
〇〇という資格を持っているので、貴社ではこんなメリットがあります。
看護師・助産師では、資格を持っていることが前提のため、あまり詳しく書かないことも多いです。
そのため、「看護師の資格を持っている」ということはあまりアピールポイントにはならず「さらに自分にはどんな売り込みポイントがあるのか」を考えることが大切です。
資格を持っていることをアピールするのではなく、「資格を持っているからどんなことができる」という相手側の目線で考えることが大切!
私はアロマセラピストの資格を持っています。
→資格を持っていることで、直接活かせる職場でしたら大丈夫ですが、全ての職場がそうとは限りません。
そのようなときに、
アロマセラピストとしての活動を通じて、相手に寄り添うこと・精神的なリラックスを与えることの必要性を強く感じました。これからも患者さんの心に寄り添うことを大切にしていきたいと考えております。
資格を持っているだけではなく、経験から学んだことをこれからに活かしていきますと伝えます。
これまでに経験をしてきたことから自分の強みを見つけ出してみましょう。
- 〇〇について研究をしてきた
- 〇〇の専門看護師の資格を所持している
- 〇〇の研修を受けた
これらも大切ですが、「だから〇〇ができます!」が重要です。
志望動機を書く時は、自分がやりたいことだけではなく、相手にとってどんなメリットがあるのか、自分を売り出すポイントに絞って書くことが大切です。
本音は伝え方が重要
志望動機なんて、本音を言ったら休みが多いこと・残業がないことだよ…
このような方も多いと思います。
では、これらを直接伝えても良いか?
オススメはしません。
相手からすると、このように思われてしまいます。
じゃあもっと条件のいいところが見つかったらそっちに移動するのかな?
自分が採用する側でしたら、そのような人は採用したくないですよね。
他に志望動機が思いつかない場合は、伝え方を変えてみることはどうでしょうか。
残業が少ない・休みが多い
⇒仕事を長期的に続けていきたいと考えているので、ライフワークバランスを考えられている貴社で働きたい。
家が近くて通勤が楽
⇒通勤がしやすく育児との両立がしやすい
⇒長期的に続けてもらえそう
雇う側としては、お金をかけて採用して・教育して、すぐに辞められてしまうのが一番残念です。
長期的に続けるためのメリットが自分とマッチしていると言うことを伝えることは重要なアピールポイントになります。
給料が高い
⇒直接的に書かない方が無難です。
もし書く場合は、
ライフワークバランスを考えた時に自分の生活に「就業日数や時間」「残業時間」「給料」等のバランスがよく、自分が長期的に続けられる職場だと考えたから。など
給料のことだけを直接的に書くのではなく、他のことも書く中の一つにすることをオススメします。
しかし、これだけでは「他に給料の良いところが見つかったら辞めちゃうのでは?」と思われるので、別の視点からも志望動機を伝えていく必要があります。
志望動機を明確にして自分に合った職場を見つける
志望動機は転職活動をする際にとても重要です。
転職活動を始めたら、まずは「なぜ転職をするのか」「どんな転職をしたいのか」をはっきりさせます。
志望動機を書くときは、この2つを考えることで書きやすくなります。
- 自分を理解してから書く
- 相手のメリットを考える
志望動機が書きやすくなるだけでなく、転職をしてから「思ってたのと違う」を減らすことにつながります。
少し時間はかかりますが、一度自分を見つめ直してから「志望動機」を書くことをオススメします。
私も転職するときに「自分を知る」ためにしっかり考えたことで、納得した転職ができました♪
皆さんが転職活動を通じて、より自分に合った働き方を見つけられるお手伝いがしたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。